『走れ!メロス!』と『たちポタ』と『ゴミデレラ』

2017.06.19 Monday

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    主宰の倉迫です。

    5月から6月前半にかけては盛りだくさんでした!

     

    5月13日14日と6月10日11日は劇団員と出演者を募集する

    ワークショップオーディションを行いました。

    5月はワイルダーの『ロング・クリスマス・ディナー』を、

    6月はOrt版の『銀河鉄道の夜』を題材に創作するという内容でした。

    両日程とも良い出会いに恵まれました。

     

    5月21日は立川市子ども未来センターで、

    23日はたまがわ・みらいパークで、ほうかごシアターを上演。

    演目は『走れ!メロス!』、客演に岩坪成美さんを迎えました。

     

     

    この疾走感、伝わるでしょうか。

    小さな観客から、こんなお手紙もいただきました。

     

     

    5月27日(土)は、立川市内を自転車で散歩する『たちポタ』。

    俳優がツアーガイドをつとめるこの企画、今回は女優5人が出演しました。

     

     

    全体のテーマが「音楽」で、途中のポイントでは、

    俳優は『セロ弾きのゴーシュ』を朗読、

    このツアー自体がゴーシュに会いに行く旅という演出でした。

     

     

    そうです、立川にはゴーシュがいるんです。

    そして、6月4日(日)は、立川市子ども未来センターでの「環境フェア」で

    環境保護について楽しく学ぶ『ゴミデレラ』を上演。

     

     

    頭にかぶっているのは小林至が作った風船の帽子です。

    上演中、子どもたちがゴミデレラのドレスを製作するという仕掛け。

     

     

    段ボールの型に、紙のバックや包装紙を三角に切ったものを

    貼っていくだけで綺麗なドレスが出来上がりました。

     

    こんな感じであっと言う間に過ぎ、

    今週からは新作『長靴をはいたネコ』を様々な場所で上演しますが、

    その情報はまとめて、次の記事に掲載します!

     

    『音楽劇 アラビアンナイト』終了しました

    2017.01.24 Tuesday

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      倉迫です。

      一昨日、吉祥寺シアターでの千秋楽をはね、

      『音楽劇 アラビアンナイト』、終了しました。

       

       

      感無量、です。

       

      たちかわ創造舎で製作した初の大きな公演であり、

      (『想稿・銀河鉄道の夜』は再演でしたし、稽古はにしすがも創造舎でした)

      たちかわシアタープロジェクトによる初の主催公演であり、

      僕がたましんRISURUホールと吉祥寺シアターで初めて上演するという、

      初めて尽くしの公演でした。

       

      また、この公演には二つの重要なミッションがありました。

      一つは「立川で質の高い舞台を製作し、他地域へ発信すること」、

      一つは「子どもとおとながいっしょに楽しめる、芸術性の高い舞台にすること」。

      どちらも簡単ではありませんし、終わってみてどこまで達成できたのか、

      じっくりと検証しなければなりませんが、

      立川と吉祥寺の両会場合わせて動員1900名という人数以上の、

      手ごたえと成果を感じることができました。

       

      あと安堵感ですね。すごい楽になりました(笑)。

       

      年々、背負うプレッシャーと使命感を多くなる一方ですが、

      来年度に向けて、大きな励みと課題を与えられたと思っています。

      たちかわ創造舎、たちかわシアタープロジェクト、

      そして我が劇団Theatre Ortのこれからにご期待ください。

       

       

      次は、1月30日(月)16時から、たちかわ創造舎にて

      放課後シアター『よみしばい ハーメルンの笛吹き男』です。

      出演は平佐喜子、小林至、そして演奏にヤストミ フルタ。

      詳しくはまたお知らせします。こちらもお楽しみに!

       

       

      新年のご挨拶と1月公演の案内

      2017.01.02 Monday

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        主宰の倉迫です。

         

        昨年は、立川市を本拠地とした劇団活動が一気に充実した一年となりました。

         

        たちかわ創造舎の演劇事業のプロジェクト・パートナーとして、

        毎月、平日の夕方に児童文学の名作を上演する「放課後シアター」、

        自転車のポタリングとツアー演劇を融合した「たちポタ(立川ポタリング)」、

        立川シアタープロジェクトによる「子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台」などの

        企画・製作を行ってきました。

         

        また、立川市内の小学校ともつながりも生まれ、

        新生小学校への芸術家派遣事業や第二小学校のPTA事業でのよみしばい上演、

        第一小学校から急きょ要請を受けての学芸会演目の指導などを行いました。

         

        立川市以外では豊島区の区民ひろばでのよみしばいの上演、

        武蔵村山市の小学校への芸術家派遣事業、

        所沢市立図書館の椿峰分館・新所沢分館でのよみしばい上演、

        国立市のくにたち市民芸術小ホールでの音楽朗読劇の上演、

        武蔵野市の児童施設・図書館でのよみしばい上演と、

        たくさんの場所に演劇を届けることができました。

         

        「東京で地域密着型の演劇活動を行う」という劇団のビジョンを実現しつつあります。

        今年はさらに活動を深化・展開させていくつもりですので、応援をよろしくお願いします。

         

        新年最初の活動は1月20日(金)から22日(日)、吉祥寺シアターでの公演です。

        クリスマスに立川で上演、二日間で1400名の方にご覧いただいた、

        子どもとおとながいっしょに楽しむ舞台『音楽劇 アラビアンナイト』を吉祥寺でもやります。

        全席指定席ですので、早めの予約をおすすめします。

         

        公演の詳細、予約はこちら。

         

         

         

         

         

        2015年の振返りと来年に向けて

        2015.12.31 Thursday

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          主宰の倉迫です。
          昨年の年末は劇団主催の忘年会を盛大にやりましたが、今年は静かな年末です。

          2015年は劇団の拠点を、にしすがも創造舎→たちかわ創造舎に移し、
          劇団名もTheatre Company Ort-d.d→Theatre Ortに変わった、記念すべき年となりました。

          劇団としてのこの一年の活動を振り返ってみます。

          3月
          ■第2回たちかわラボ「絵本を演じる」開催 in たまがわ・みらいパーク

          ■たちかわ創造舎プレ企画vol.3トーク+ブック・パフォーマンス
           「
          絵本『百年の家』から考える文化・芸術のインキュベーション」
           演出:倉迫康史
           パフォーマー:村上哲也 平佐喜子 串山麻衣

           会場:たましん事業支援センター

          4月
          ■よみしばいワークショップ開催 in にしすがも創造舎
           講師:倉迫康史 アシスタント:平佐喜子

          5月
          ■たちかわ創造舎プレ企画vol.4トーク+ブック・パフォーマンス
           「自然と健康を楽しむためのスポーツサイクル・ライフ」
           構成・演出:倉迫康史
           パフォーマー:村上哲也(『まちライブラリーのつくりかた』)
                  平佐喜子(『まどぎわのトットちゃん』)
           会場:国営昭和記念公園 花みどり文化センター講義室

          6月
          図書館公演「よみしばい あの頃の子どもたち」@所沢市立図書館椿峰分館
           演目:『まどぎわのトットちゃん』(黒柳徹子)『ふしぎなかぎばあさん』(手島悠介)
           演出:倉迫康史
           出演:平佐喜子 山田宏平(客演)
           会場:所沢市山口公民館

           
          7月
          ■よみしばい公演『エルマーの冒険』@豊島区・ひろばフェスタ
           出演:村上哲也 平佐喜子 小林至(客演) 岩倉真彩(客演)
           会場:豊島区役所新庁舎「センタースクエア」
          ■よみしばい公演『モモ』@としまアート夏まつり
           構成・演出:倉迫康史
           出演:村上哲也 小林至(客演) あきやまかおる(客演)
           会場:区民ひろば上池袋・南大塚・富士見台・要

          ■図書館公演「よみしばい たいせなものを守るには」@所沢市立新所沢分館
           演目:『モモ』『ゆめくい小人』(ミヒャエル・エンデ)
           構成・演出:倉迫康史
           出演:『モモ』村上哲也 小林至(客演) あきやまかおる(客演)
              『ゆめくい小人』岩坪成美(客演) 林大樹(客演)
           会場:新所沢まちづくりセンター学習室


          8月
          ■たちかわ創造舎「真夏の内装プロジェクト」開催


          10月
          ■たちかわ創造舎オープニング公演『想稿・銀河鉄道の夜』
           演出:倉迫康史
           出演:小林至(客演) 代田正彦(客演) 舘智子(客演)
              藤谷みき(客演) 八代進一(客演)
           会場:たまがわ・みらいパーク ドレミホール
          ■立川市立S小学校にて学芸会のためのワークショップ(〜11月)
           リーダー:倉迫康史 平佐喜子 小林至


          11月
          ■札幌公演『想稿・銀河鉄道の夜』@シアターZOO
          ■よみしばい札幌公演『よだかの星』@さっぽろ天神山アートスタジオ
           演出:倉迫康史
           出演:平佐喜子 小林至(客演)
          ■図書館公演「よみしばい ニッポンの男と女」@所沢市立図書館狭山ヶ丘分館
           構成・演出:倉迫康史
           演目:『かわうそ』(向田邦子)『陰翳礼讃』(谷崎潤一郎)
           出演:『かわうそ』平佐喜子 大原研二(客演)
              『陰翳礼讃』村上哲也 木谷美絢(客演)
           会場:狭山ヶ丘コミュニティセンター
          ■よみしばい公演『よだかの星』@たまがわ・みらいパークまつり
           会場:たちかわ創造舎3−3教室

          12月
          ■国立劇場12月邦楽公演『谷崎潤一郎没後50年 文豪の聴いた音曲』
           構成・演出:倉迫康史
           ナレーション:平佐喜子
           会場:国立劇場小劇場

          こうやって振り返ってみると、7月と11月あたりのスケジュールが異常。
          これに加えて、劇団活動と平行して個人活動もしているんだからタフですよ、Ort。

          2015年の僕の個人活動もついでに記録しておきます。

          1月 町田市の小学校でよみしばい&ワークショップ『注文の多い料理店』構成・演出

          2月 洗足学園音楽大学ミュージカル・アトリエ公演『若草物語』演出
          3月 洗足学園音楽大学ドラマティックシアター『群読劇 走れ!メロス!』構成・演出
          7月 洗足学園音楽大学シアトリカルリーディング『転校生』演出
          11月 洗足学園音楽大学邦楽ミュージカル『夏花火恋名残』演出

          そんな感じで大充実な2015年だったといえるんですが、あらためて振り返ってみると、
          まだまだやれたなあ、やるべきだったなあという反省も少なからずあります。


          今年は、当たり前ですが、たちかわ創造舎のオープンと立ち上げが大事な一年でした。
          それを無事に行うことが最大のミッションだったため、
          守りを重視しながら戦っている感じで、大胆な攻めに出られなかったのも事実です。

          かつてなく多忙な一年でしたが、忙しいと攻めてるは似て非なるもの。
          来年は、たちかわ創造舎への注力を倍増させ、攻めに転じたいと思っています。
          それはつまり多摩エリアでのOrtの演劇活動のギアを上げることになります。

          防御戦でなく攻略戦に戦術を転換し、今まで以上に陣頭に立ち、矢面に立つ覚悟です。

          今年お世話になった皆さん、誠にありがとうございました。
          2016年もTheatre Ortをよろしくお願いします。

           

          たちかわ創造舎に引っ越しました

          2015.08.20 Thursday

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            主宰の倉迫です。
            怒涛の夏が一段落つきました。

            7月の6つの会場でのよみしばい公演、
            『エルマーの冒険』と『モモ』、『ゆめくい小人』を
            ご覧いただき、ありがとうございました。

            そして7月24日に、にしすがも創造舎にあった劇団の荷物を、
            たちかわ創造舎に引っ越しました。
            なんと4トントラック2台分でした。
            あらためて、にしすがもで過ごした12年近い歳月の重さを感じました。

            たちかわ創造舎では、現在、9月26日(土)のオープンセレモニー、
            27日(日)の一般公開デーに向けて準備をガシガシと進めていっています。
            一般公開デーでは様々な催しが行われます。
            「たちかわ創造舎に行ってみたい!」という方はぜひ遊びに来てください。
            10月から本格稼働がスタートします。

            それに先駆けて、今週の月曜と火曜、8月17日(月)18日(火)に
            校舎1Fのリノベーションを行う《真夏の内装プロジェクト》を決行しました。



            壁を抜いたり、廊下をペンキで塗ったり、カフェスペースを作ったり…。



            内装のアイデアを考えて指揮をとってくれたのが、
            立川で「家具工房 木とり」を営む山上一郎さん。
            実は倉迫と同い年。キュートな方です。

            地元の方や演劇人、「星空シネマ」をやる武蔵野美術大学の学生、
            演劇公演の稽古を試験的にここで行っていた洗足学園音楽大学の学生など、
            17日はおよそ20名、18日はなんとおよそ30名ほどの方が一緒に作業してくれました。



            18日の作業後の交流会も盛り上がり!
            花組芝居の八代進一さんが料理隊長として、
            豚汁を作ったり、バーベキュー焼いたり、
            焼きそば30人前焼いたりしてくれました。
            鉄板やガス器具など、調理道具は全て地元の町会の方が貸してくれました。

            こんな感じでOrtの新たな拠点での歩みが始まりました。
            劇団や劇団員も9月から様々に動き始めますが、
            それらについてはまた改めてお知らせします!

             

            『想稿・銀河鉄道の夜』再演します

            2015.05.10 Sunday

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              主宰の倉迫です。
              先日は、にしすがも創造舎に北海道演劇財団の広報紙、
              「H-PAF NEWS」が送られてきました。

              こんな表紙。




              札幌演劇シーズンやTGR札幌演劇祭の報告を「ふむふむ」と
              読みながらめくっていくと、Ortの【Re:Z】大賞受賞の報告も出てました!





              受賞の副賞として、11月に今年も札幌で上演できることとなりました。
              三度目のシアターZOOでの公演です。
              劇場と話し合った結果、受賞作の『想稿・銀河鉄道の夜』を再演することとなりました。
              11月6日(金)〜8日(日)での上演を予定しています。
              初演メンバーが全員出演します。
              詳細決まりましたら、あらためて告知しますが、まずは速報的にお知らせします。


               

              【大事な報告その2】劇団名が変わります

              2014.12.28 Sunday

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                主宰の倉迫です。

                先日、劇団で忘年会を行いました。
                そのときの様子については個人ブログのほうに書きましたので、

                良かったらご一読ください。
                総勢30名を超えるにぎやかな忘年会となりました。

                さて、その忘年会のときに発表したんですが、
                来年から活動拠点がたちかわ創造舎にうつるのに合わせて、
                劇団名を変更することにしました。

                もともとOrt(オルト)という名前は、
                30歳のときに始めた現代舞台芸術ユニットOrt から始まりました。
                Ortはドイツ語で「場」の意味で、
                ユニットの一人だった舞台美術家の伊藤雅子が名付け親です。
                文字通り、OrtでもOrt-d.dでも、
                「演劇の場を作ること」にこだわった活動を
                僕が展開してきたのは、皆さん、ご存知の通りかと思います。

                ユニットから僕のソロプロデュースになるにあたって、
                名前をOrtからOrt-d.dに変えました。
                Ort-d.dは当時の僕の個人ウェブサイトの名前である
                Ort das dritteから取りました。
                そして、ソロプロデュースから劇団になるときに
                Theatre Company Ort-d.d となりました。

                この名前、想像はつくと思うんですが、
                まず「なんて読むかわからない」に始まり、
                「音数が多くて言いにくい」
                「ハイフンとドットの位置がわからない」
                「一文字目のOは大文字なのか小文字なのか」
                「1回聞いただけじゃ覚えられない」と散々な不評でした。

                まあ、僕もとんがっていたので、
                わかりにくくても覚えづらくても別にいいじゃんと、
                これまでやってきましたが、
                だんだんそうも言ってられなくなってきているのは、
                正直ここ数年ひしひしと感じておりました。
                活動が広がるにつれて、
                誰にでも読めて覚えやすい名前であることの重要性が
                身にしみてわかってきたのです。

                とはいえ作風が大きく変わるわけではないですし、
                「オルト」という呼び名は定着していますので、
                Theatre Company Ort-d.d をシンプルにした
                Theatre Ort (シアター・オルト)が新しい名前になります。

                英語とドイツ語がちゃんぽんになった名前ですが、
                「すべての場を劇場にしていく」という活動コンセプトが
                そのまま名前になっていると思っていただけると幸いです。

                名前の変更と合わせて、
                来年に向けて劇団のウェブページも全面リニューアルします。
                2015年からは「Theatre Ort」として、よろしくお願いします!




                 

                きげきリア王、終わりました

                2014.08.31 Sunday

                0
                  主宰の倉迫です。
                  この夏の大イベント、豊島区の区民ひろば4ケ所での、
                  よみしばい『きげきリア王』の上演、無事終了しました。
                  蓋を開けてみればどの会場でも たくさんの子どもたちでいっぱいで、
                  全部で250名近い子どもたち、 100名を超える大人たちが観てくれました!
                  しかも、子どもからも大人からも大好評で、
                  ますますこのスタイルでの上演への確信を深めました。
                  おかげさまで来年へいい形でつなげそうです。

                  6月29日 よみしばい『秘密の冒険』
                  所沢市立図書館椿峰分館主催で「おしいれのぼうけん」「エルマーのぼうけん」を上演

                  8月2日 音楽朗読劇『宮沢賢治のイーハトーボ』
                  横浜市泉区民文化センター主催で「雪渡り」「注文の多い料理店」を上演

                  8月19〜27日 よみしばい『きげきリア王』
                  としま文化創造プロジェクト実行委員会主催で上演

                  ということで、6月からのよみしばい三連続公演終わりました。
                  すべてクライアントのいる依頼公演でしたが、
                  どの依頼主にも満足していただけたようでほっとしております。

                  「演劇を仕事にしていくこと」が現在のOrt-d.dの重大なミッションです。
                  それは契約を結ぶ、条件を交渉する、納期を守る、進捗を報告できる、
                  品質を保持する、目に見える成果を出す、依頼主の隠れたオーダーを読み取るなどを
                  しっかり行っていくということです。
                  演劇だからそんなことできなくていいと思うなら仕事にしないほうがいいし、
                  演劇で売れることと演劇を仕事にすることは似て非なることなのは知っておいたほうがいい。
                  20代の前半からフリーランスの放送作家としてやってきた蓄積が、
                  今あらためて活きていると感じます。こんなふうに役に立つとは思わなかった(笑)。

                  Ort-d.dはいい仕事しますよ。
                  予算や準備時間、会場の広さなどに制限があっても演劇の上演を行いたいという方、
                  遠慮なくご相談ください。
                  上演とワークショップをセットにすることも可能です。

                   

                  『ケンゲキ!』終了と新年度のご挨拶

                  2014.04.23 Wednesday

                  0
                    倉迫です。
                    4月20日(日)をもちまして、
                    Ort-d.d『想稿・銀河鉄道の夜』札幌公演が
                    無事、好評のう
                    ちに幕を閉じました。
                    これで劇団がプロデュースした
                    宮沢賢治をテ
                    ーマにした演劇祭『ケンゲキ!』の全日程終了です。
                    関係者の皆様
                    のご尽力、観客の皆様のあたたかい応援に感謝いたします。

                    今後、劇団の活動方針として、自主公演の予定はありませんが、
                    頼公演や外部演出、客演は続きます。
                    6月に所沢の図書館でよみし
                    ばいの公演、
                    7月は倉迫が洗足音大でシアトリカルリーディングの
                    演出、
                    村上哲也が青組に、平佐喜子が DULL-COLORED POPに、
                    串山麻衣がGフォースにそれぞれ客演します。
                    Ort-
                    d.dメンバーの活躍にご期待ください。

                    また、昨年度まで7回にわたって倉迫が演出を担当してきた
                    夏の「
                    子どもに見せたい舞台」シリーズですが、
                    倉迫のにしすがも創造舎
                    アソシエイト・アーティスト退任にともない、
                    企画を離れる
                    こととなりました。
                    企画そのものは続きますので、
                    変わらぬご期待、応援をよろしくお願いします。

                    子どもに見せたい舞台はありませんが、
                    8月にはよみしばいの公演を複数の会場からの依頼で上演する予定です。
                    ちょっと変わった新作も創ります!詳細お待ちください。
                    また、上演に興味のある文化施設や教育関係の方はぜひご連絡ください。
                    Ort-d.dのさまざまなレパートリー作品についてご説明させていただきます。

                    これから倉迫は、来年夏に延びました「たちかわ創造舎」のオープンに向けて、
                    チーフ・ディレクターとして奔走する一年になります
                    立川を中心とした多摩エリアにて劇団としても
                    積極的に活動を展開していきたいと考えています。
                    いろいろな方に相談する機会も増えると思います。
                    皆様のお知恵をお貸しください。

                    自主公演をしないことで活動休止かとご心配くださった方もいましたが、
                    そうではありません。
                    いわゆる劇団活動と呼ばれているものの新しい在り方の実験であり、実践です。
                    また、『ケンゲキ!』で自分の演劇力を総チェックできましたので、
                    限界値の向上に向けて再び精進の道を歩む所存です。

                    Ort-d.dのこれからに注目していただけると幸いです
                    『ケンゲキ!』ありがとうございました。
                    新年度、よろしくお願い申し上げます。

                     

                    『ケンゲキ!』に向けての決意=なぜ宮沢賢治なのか

                    2014.03.21 Friday

                    0

                      ありし日の宮沢賢治

                      主宰の倉迫です。
                      Ort-d.dによる宮沢賢治をテーマにした演劇フェスティバル、
                      『ケンゲキ! 宮沢賢治と演劇』の開幕まであと二週間を切りました。
                      小さな演劇祭ですが、一団体が6つの演目を一挙に上演するのは、
                      なかなかに大変なことですが、とても充実感を覚えながら進めております。
                      その充実感の一端でも味わっていただけたらと
                      「初日まで毎日ブログを更新しよう!」と決心しました。
                      そこで今日はまずなぜ宮沢賢治をやろうと思ったのかをお話したいと思います。
                      少し重たい話になりますが、正直なところから始めます。

                      3年前の3.11以後、自分のなかでいちばん変わったことは、
                      死への恐怖に蝕まれたことです。
                      もちろん普段はそんなことを意識せずに生活していますが、
                      ふとしたおりに生じる自分自身の傾向を見つめると、
                      死への恐怖が意識下に刻印されたと感じます。

                      でも、こんなふうに死への恐怖とともに生きるのが、
                      人間の本来の生のあり方なのでしょうね。
                      私たちの文明は私たちの生活環境から死を遠ざけることに成功してきました。
                      人類史上、こんなことは稀です。
                      病い、飢え、戦争、災害など、死への恐怖とどう付き合うかの実験を
                      人類は物心両面で重ねてきました。
                      それが科学であり宗教であり芸術でした。
                      そして僕は、演劇は科学であり宗教であり芸術であると考えています。

                      今の日本のある傾向を見ていると、
                      自分の死がおそろしいから他者の死を望む、
                      そう感じることが多々あります。
                      自分が死の当事者にならないために

                      他者を差し出す、
                      まつりあげる、
                      あるいは…叩きつぶす。

                      演劇に生きる者として、
                      その傾向にはなんとしても歯止めをかけなければならない、
                      いえ、かけたいと強く思っています。
                      そのためには「死への恐怖とともに生きる術」を考え、
                      そして伝えなければいけないと決意しています。

                      死への恐怖を反転させることで命を愛するようになる、
                      こんなこと、昔から「メメントモリ(死を想え)」と
                      言われてきたことではありますが、
                      それが頭ではわかっても体感したことは
                      3年前までありませんでした。 鈍感を恥じます。

                      死への恐怖とともに生きるためには死を知らなければなりません。
                      死を知るには死の当事者から話を聞くことです。
                      だから人は死者の声を聞きたいと願います。

                      死とは何か、そのほんとうのことが知りたい。
                      それはつまり生きるとは何か、そのほんとうのことが知りたい。

                      宮沢賢治はそのことを科学、宗教、芸術から強く考えた人だと思います。
                      そして多くの劇作家たちもまたそこを目指してきたと思います。
                      「宮沢賢治と演劇」をテーマにしたのはそのためです。
                      しかし、まあ、途方も無い難題です。
                      その難題にこの俳優たちやスタッフたちと臨むことに、
                      今とても充実感を覚えております。
                      あと二週間、頭を振り絞って考え続けたいと思います。

                      こんなことを考えるのは今の日本ではマイノリティなのかもしれません。
                      自分はマイノリティなのだということを
                      この三年間、思い知らされてきました。
                      でも「私もそれには興味ある!」という方、
                      ぜひアゴラ(広場)という名の劇場に集っていただければ幸いです。
                      よろしくお願いします。

                      公演の詳細については劇団サイトをご覧下さい。