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2018.12.19 Wednesday

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    今年最後の演出公演終了しました

    2015.12.20 Sunday

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      主宰の倉迫です。
      気づけば、12月も後半になりました。

      11月8日に札幌・シアターZOOでの『想稿・銀河鉄道の夜』公演と、
      天神山アートスタジオでの『よみしばい よだかの星』を無事終えてから、
      11月14日、所沢市立図書館狭山ヶ丘分館主催の朗読劇『よみしばい ニッポンの男と女』、
      11月15日、たまがわ・みらいパークまつりでのワークショップと『よみしばい よだかの星』、
      11月27・28日、講師をつとめる洗足学園音楽大学の邦楽ミュージカル『夏花火恋名残』の再演、
      そして12月19日、国立劇場小劇場での邦楽公演「谷崎潤一郎没後五十年 文豪の聴いた音曲」と、
      演出公演がめじろ押しでしたが、全ての公演が無事、盛況かつ好評で終えることができました。

      ということで、ようやくほっと一息。ブログを書く余裕が出てきました。
      国立劇場以外での上演データと写真は年内中にこのブログに掲載したいと思います。

      公演の合間に、個人的な活動としては、
      文化放送『オトナカレッジ』に出演したり、
      こちらにポッドキャストでアーカイブされています)
      青★組の公演『海の五線譜』のアフタートークに出演したりしてました。

      さて、記憶の新しいうちに、昨日の邦楽公演について書いておきます。
      邦楽ミュージカル、邦楽公演で二つ続いて、邦楽とかかわる公演が続いたのは、
      偶然とはいえ、今後の自分の活動について何か示唆的なものを感じています。



      邦楽公演『谷崎潤一郎没後五十年 文豪の聴いた音曲』は、
      僕が構成・演出、劇団員の平佐喜子がナレーションをつとめました。
      映像、写真、朗読、演奏を組み合わせて、
      谷崎の人生を俯瞰しながら、彼が愛した音曲の魅力を伝えようとする目的で構成・演出しました。

      国立劇場での邦楽公演がこうしたスタイルの公演をやるのは初めて、
      現代演劇の演出家が入るのも初めてという挑戦的な企画でしたが、
      おかげさまで多くのお客様にも、劇場の方々にも喜ばれたようです。

      奏者も舞手も当代随一の方々が東西から一堂に会する豪華な顔ぶれ、
      朗読の梅若紀彰さんも誠実かつ真摯に取り組んでくれました。
      劇場スタッフもいつもの形とは違う作業に積極的に協力してくれ、
      (正直、ドキドキしていたのですが。笑)助かりました。

      国立劇場の制作の方たちの、
      伝統を踏まえた上で新しい上演の可能性を広げようとする姿勢や熱意には共感を覚えました。
      もちろん、挑戦的な試みだけに賛否があるでしょうが、性急にことを進めるのではなく、
      それらを丁寧に乗り越えていけば、未来は開けていくんじゃないかと思います。
      こういう貴重な機会に声をかけていただいて、とても感謝しています。

      当日のプログラムはこんな感じでした。

      +++++

      『谷崎潤一郎没後五十年 文豪の聴いた音曲』
      国立劇場 小劇場 2015年12月19日(土) 午後2時開演

      【第一部 東京】
      小説 『小説 『異端者の悲しみ』より 清元節「北州」
      浄瑠璃 清元梅寿太夫、三味線 清元栄吉 ほか

      随筆 『雪』より 長唄「秋の色種」
      唄 杵屋勝四郎、三味線 稀音家祐介 ほか

      【第二部 関西】
      小説 『春琴抄』より 地歌「茶音頭」
      歌・三絃 菊重精峰、箏 菊萌文子

      小説 『細雪』より 地歌舞「雪」
      舞 山村光、歌・三絃 菊原光治、胡弓 菊萌文子

      小説 『瘋癲老人日記』より 地歌「残月」
      歌・三絃 富山清琴

      朗読 梅若紀彰

      +++++

      最後に冒頭のナレーションで使った三島由紀夫の谷崎への追悼文を載せておきます。

      《氏の生涯は芸術家として模範的なものだという考えは私の頭を去らない。日本の近代の芸術家の一流中の一流の天才である氏は、日本の近代のあらゆる矛盾を「痴態」と見ていたに違いない。そしてそれによって犠牲にされたあらゆるものを、氏はあの豊潤な、あでやかな言葉によって充分に補った。かつてわれわれが「日本語」と呼んでいた、あの無類に美しい、無類に微妙な言語によって。》
       

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