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2018.12.19 Wednesday

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    きげきリア王、終わりました

    2014.08.31 Sunday

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      主宰の倉迫です。
      この夏の大イベント、豊島区の区民ひろば4ケ所での、
      よみしばい『きげきリア王』の上演、無事終了しました。
      蓋を開けてみればどの会場でも たくさんの子どもたちでいっぱいで、
      全部で250名近い子どもたち、 100名を超える大人たちが観てくれました!
      しかも、子どもからも大人からも大好評で、
      ますますこのスタイルでの上演への確信を深めました。
      おかげさまで来年へいい形でつなげそうです。

      6月29日 よみしばい『秘密の冒険』
      所沢市立図書館椿峰分館主催で「おしいれのぼうけん」「エルマーのぼうけん」を上演

      8月2日 音楽朗読劇『宮沢賢治のイーハトーボ』
      横浜市泉区民文化センター主催で「雪渡り」「注文の多い料理店」を上演

      8月19〜27日 よみしばい『きげきリア王』
      としま文化創造プロジェクト実行委員会主催で上演

      ということで、6月からのよみしばい三連続公演終わりました。
      すべてクライアントのいる依頼公演でしたが、
      どの依頼主にも満足していただけたようでほっとしております。

      「演劇を仕事にしていくこと」が現在のOrt-d.dの重大なミッションです。
      それは契約を結ぶ、条件を交渉する、納期を守る、進捗を報告できる、
      品質を保持する、目に見える成果を出す、依頼主の隠れたオーダーを読み取るなどを
      しっかり行っていくということです。
      演劇だからそんなことできなくていいと思うなら仕事にしないほうがいいし、
      演劇で売れることと演劇を仕事にすることは似て非なることなのは知っておいたほうがいい。
      20代の前半からフリーランスの放送作家としてやってきた蓄積が、
      今あらためて活きていると感じます。こんなふうに役に立つとは思わなかった(笑)。

      Ort-d.dはいい仕事しますよ。
      予算や準備時間、会場の広さなどに制限があっても演劇の上演を行いたいという方、
      遠慮なくご相談ください。
      上演とワークショップをセットにすることも可能です。

       

      『きげきリア王』の理由

      2014.08.18 Monday

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        倉迫です。

        いよいよ明日から、
        としまアート夏まつり2014
        よみしばい『きげきリア王』
        が始まります。

        会場は豊島区の区民ひろば四ヶ所。
        子ども達や若いママさん、お年寄りの方も多く来る公演になります。

        今年はシェイクスピア生誕450年だそうで、
        ちょっとどうかと思うくらい、
        多くのシェイクスピア作品が上演されます。
        日本人ってほんとシェイクスピアが好きなんだなあとあらためて驚かされます。

        としまアート夏まつりでも、
        子どもに見せたい舞台vol.8『マクベス』と、
        よみしばい『きげきリア王』の二本のシェイクスピア作品が上演されます。

        アート夏まつりの
        区民ひろばでのよみしばい上演は、昨年からスタートしました。
        子どもに見せたい舞台が「劇場」に来てもらうためのプログラムとするなら、
        区民ひろばでの企画は「劇場」を外に持ち出すプログラムです。
        どちらも「演劇」になじみのない方に、演劇に触れてもらうための企画ですが、
        さらに敷居を下げたのが、区民ひろばでの上演といえます。
        昨年はどちらも倉迫が演出を担当、
        別バージョンの『星の王子さま』をそれぞれ上演したんですが、
        僕のたちかわ創造舎ディレクター就任に伴い、
        (たちかわ創造舎についてはいずれ詳しくご報告します)
        今年は区民ひろばのみ担当させてもらうことになりました。

        さて、ここからが本題。
        今回ぼくらは『きげきリア王』と題した作品を上演します。
        上演時間は30分。
        『リア王』といえば、シェイクスピアの四大悲劇のひとつに数えられる大作です。
        それを30分で子どもでも楽しめる作品にする…はい、これ、難問です。
        でも実はシェイクスピアを子ども向けにした作品って、偉大な先行例があるんです。
        それがラム姉弟による児童文学作品『シェイクスピア物語』です。
        僕は小学生のころ、この『シェイクスピア物語』で最初にシェイクスピア作品に触れました。

        『シェイクスピア物語』は1807年に出版、
        メアリ・ラムとチャールズ・ラムによってシェイクスピアの戯曲20篇が
        子どもでもわかる短編小説として翻案されたものです。
        喜劇はメアリ、悲劇はチャールズが担当、
        原典を知って読むと、彼らの苦労と工夫のあとがしのばれます。

        19世紀、20世紀を通して『シェイクスピア物語』は、
        子どもだけでなく大人にもシェイクスピアの入門書としてベストセラーを保ち続けました。
        日本でも、20篇のうち11篇をまとめたものが、
        岩波少年文庫より現在も発売されています。

        ラム姉弟が生きた時代、『リア王』に関してはもうひとつ、大きな歴史的事実があります。
        それは1681年から1837年にかけて、リア王はハッピーエンドの喜劇として改作され、
        上演されていたということです。
        改作したのはネーハム・テート、およそ150年にわたってテート版が上演され、
        ラム姉弟が実際に観たのも喜劇としての『リア王』です。
        ちなみにチャールズ・ラムは、原典の悲劇としての『リア王』を
        「壮大すぎて上演不可能」と言っています。

        こうした先人たちの足跡を踏まえ、今回の企画の話がきたときに、
        喜劇としてリア王を上演することを構想しました。
        喜劇と悲劇の定義にはいろいろな説、というか哲学がありますが、
        僕自身は
        「喜劇はあわれみとおかしみ、悲劇は運命と理念によって成立する」と考えています。
        かつての僕は悲劇を創ることに興味と関心の多くがありましたが、
        今は喜劇にあります。実生活においてもそうです。

        そんな『きげきリア王』、お時間とお心もちに余裕がありましたら、
        ぜひ足をお運びください。
        出演は村上哲也、平佐喜子、小林至(双数姉妹)という、
        よみしばいの手練れ三人でお贈りします。


        8/19(火)11:00開演 区民ひろば仰高
        21(木)11:00開演 区民ひろば駒込
        26(火)10:30開演 区民ひろば朋有
        27(水)11:00開演 区民ひろば池袋

        ※無料。0歳から入場可。親子参加、おとなだけの参加も可


         

        【予定】秋からのOrt-d.d

        2014.08.11 Monday

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          暑中お見舞い申し上げます、主宰の倉迫です。
          夏真っ盛りという感じで、
          劇団員一同も暑さに負けじと8月19日(火)に初日を迎える、
          『きげきリア王』の稽古に励んでおります。
          シェイクスピアの四大悲劇と知られる『リア王』がなぜ「きげき」なのか。
          その理由は、後日、このブログで明かしたいと思います。

          昨日、そのリア王の稽古前に劇団ミーティングを行いまして、
          秋からのスケジュールが確定しましたので、お知らせします。
          それぞれ詳細は、日が近づきましたらお知らせしますが、
          まずは予定をチェックしておいていただけるとうれしいです。
          劇団員の客演予定も合わせてお知らせします!

          【ワークショップ】
          10/18(土)・19(日)
          立川文化芸術のまちづくり協議会主催
          「ワークショップ×ワークショップ」

          会場:立川市子ども未来センター
          「ラジオドラマを作ろう」をテーマにした30分程度の
          無料公開ワークショップを複数回開催します。

          【公演】
          11/16(日)
          たまがわみらいパークまつりにて「よみしばい」上演

          【倉迫康史 演出】
          洗足学園音楽大学邦楽ミュージカル新作公演
          『夏花火ハート恋名残』(なつはなびこいのなごり)作:中屋敷法仁
          11/15(土)・16(日) 溝の口・洗足学園 前田ホール

          【平佐喜子 出演】
          ユニークポイント『アイ・アム・アン・エイリアン』
          9/12(金)・13(土) 韓国 Hown art Hall
          9/22(月)・23(火・祝) 下北沢・下北沢亭

          10月にも客演予定。詳細後日!

          【串山麻衣 出演】
          COLORS公演 リーディング『夕焼けの詩』
          10/9(木)・12(日) 渋谷・サラヴァ東京

           

          テアトルフォンテでの公演終了しました

          2014.08.03 Sunday

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            主宰の倉迫です。

            横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテでの
            音楽朗読劇『宮沢賢治のイーハトーボ』終了しました!

            子ども向けで45分の上演というオーダーだったので
            「雪渡り」と「注文の多い料理店」のみの上演にしましたが、
            蓋を開けてみれば充分大きくなった子どもたちが多かったですね(笑)。

            さらに劇場がプロセニアウムだったので、
            見せ方やコミュニケーションのとり方を変えたのが功を奏し、
            終始あたたかなムードの中での上演となりました。
            演劇専用ホールとして設計されただけあって、
            テアトルフォンテ、声の響きが抜群に良かったです。

            いい劇場、いい観客に恵まれて、今回も楽しく公演を終えることができました。感謝です。
            ただ俳優いわく「よみしばいはふつうの演劇より疲れる」とのこと。

            写真はそんな終わった後の楽屋での俳優たちの様子と、
            演奏の古川玄一郎さんとその門下生たちです。







            Ort-d.d、次の公演は8月19日(火)、21日(木)、26日(火)、27日(水)に
            豊島区の区民ひろば4箇所で、「きげきリア王」の上演です!新作です!

            よみしばいに興味のある方はぜひ
            8月20日(水)〜26日(火)の
            リーディング・ワークショップに参加してください!

             

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